犯罪者思考


最近世間にぎわしているを煽り運転。

当然ながら、犯罪行為なので一切許されない事のはずですが、車好きを公言する人たちの間では「煽られる方が悪い。」の意見がまかり通ってます。

 

要約すると「煽られる側は周りが見えてなく、”運転に慣れて上手い”人達に迷惑をかけてるから煽られるんだ。」って意見ですね。

””内の言葉は流石に言ってないですが、行間を読めば、こういってるのは明らかです。

 

どう思いますか?

確かに私自身も運転していてイラっとすることはあります。

でも、イラっとした→煽ってやるって発想にはなりませんよ。

 

例えば、セクハラに題目を変えてみると

「色気のある格好をしていたから、セクハラされてもしょうがない。」

って意見が世の中で通りますか?

 

車関係の話で例えると、横断歩道のないところを横断していた歩行者を、ルールを守ってないって理由で轢いてもしょうがない、って事にはなりませんよね。

 

なんで煽り運転だけは「煽られた側に問題がある。」って意見が通るんですかね。

 

言いてしまえば、この思考って

「迷惑をかけられたら犯罪行為でやり返してもよい」

「他人に迷惑をかけたなら、犯罪被害にあってもしょうがない」

って思考ですよね。

言ってる人たちは「煽り自体はダメですよ。」と前提で入れてますが、おおっぴらに「煽られる方が悪い」って言うってことは、根底では煽り運転を必要悪と見てるんですよね。

 

どんなことをされても、犯罪行為での仕返しは許されない。

法治国家における当たり前の論理が、なぜ車社会では通じないのか?

 

 

 

この話は次回も掘り下げます。